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早いもので、2020年ももうおしまい。 いつまでたっても、このセリフが年末の常套句なわけだが、今年こそこの言葉がぴたりな一年だった。 人類的にも未曾有の損害を被り、かつこれまで経験したことのないことだらけの一年だったわけで、まったくもっておかしな一年であったことは間違いない。 不思議と身の回りに感染者が出なかったせいもあって、正直実感が沸かないが、それでも日々更新される感染者の数を見るにつけ、やはり不安になるのは仕方ない。 何をもっても、罹患された方の一日も早い全快を祈るばかりである。 首都高速道路を走るとTOKYO2020の文字が至るところに見られるし、新築された国立競技場周辺などを散歩すると、やはり、来るはずだった盛大な宴に思いを馳せらずにはいられない。   来年21年はコロナは収まるのだろうか? オリンピックはやるのだろうか? 米国大統領は本当にバイデン氏になるのだろうか?…

歌は世につれ世は歌につれ なんてことも言いますが、もちろん言葉も同様。 時代時代で流行りの言葉もでてきます。 ガチだとリアルだの、エモいだの、いろいろ心当たりはありますが、これは世界中どこでもおんなじこと。 車の世界だってGTがいいとなれば、あっという間に世の中GTホニャララに変わりましたし、RSだなんて言われれば、Renn SportだRacing Specialなんて当然なアナグラムから、まさかのRoad Sailingだなんて名前まで出てきたりします。 では最近の流行といえば、Pureかもしれませんね。 フェラーリからはPurosangue(プーロサングエ〜純血とか正統血統とかそういう生粋感を意味する) ブガッティからはシロンのPur sport(ピュールスポール〜純粋スポーツ) なんてのが出ています。 フェラーリの場合は初のSUVですから、「こんななりでも純粋に跳ね馬っすよ!」とい…

つい最近の投稿でも、日本の80年代POPSが大流行の兆しなんて話をしていましたが、その勢いはますます広まりつつあり、テレビにも懐かしの歌手が顔を出すようになってきました。     当時をリアルタイムに経験している人間としては、ごく一部のアーティストを除けば、当時のダンスミュージックやソウルの完全コピー的なものが多く、正直嘲笑的なスタンスをとっていましたが、今となっては微笑ましい限り。 豪華なオケやバックコーラスなど、最近のPOPSではあまりみられないゴージャスさもウケている要因なのかもしれませんね。 それでいうと、自動車業界も同様で「これどっかで見たことあるなあ」というデザインが横行していたり、無意味なゴージャスさが昔の日本車にはありました。それもこれも日本ならではのフュージョン文化の典型なんでしょうね。   そういう意味では、日本の製造業がモノマネにせよオリ…

2020年12月15日

あと10年。まだ先のような、もうすぐのような…。 いよいよ新車でのガソリン車が市場から消えるらしい。 どうにも実感がわかないし、この10年で街中や高速道路上に充電施設ができるのだろうか? いまでも、駐車場に順電施設があるところがあるが、ごめんなさい。正直、コンセントにつないでいる自動車ってとってもダサい感じがします。なんかとっても間抜けな感じがしますが、それもいつしか慣れるのでしょうかね…。 ダサいダサくないは、まあ個人の見解なんでそんな事はどうでもいいのですが、基本急速充電を行なうEVですが、果たして、例えば20台30台の電力供給なんかできるんだろうか? 羽田空港の駐車場は全車充電対応になるんだろうか? 新幹線のスマホ充電でさえ、窓際だけなのに…。(ちなみに欧州は随分前から基本指定席は全席充電ソケット対応) まあ、電話とクルマじゃ次元の違う話ですが&#…

音楽関係の話の連投であるが、70年代後半から80年代にロックが好きで青春時代を過ごした方々には衝撃のニュースだったと思う。 エディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなったのだ。享年60歳。 お茶の間レベルの話をするならば「JUMP」という曲が世界的なヒットをし、現在の日本のバラエティ番組などでも、飛ぶシーンなどがあるとよくもまあこんなにワンパターンというくらい、このジャンプという曲が流れる。 丁度パンクムーブメントが下火になりつつあり、テクノが流行りというタイミングで、NWOHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ヘビー・メタルの略)という新たなハードロックの流れが、イギリスを中心に沸き起こった70年代後半の1978年。ヴァン・ヘイレンなるあまり聞き慣れない名前のバンドがアメリカでデビューした。   お世辞にもオシャレとは言えないそのファーストアルバムのジャケットは、レコード屋でもさほど魅力的に見え…

世代なのか…。 エディ・ヴァン・ヘイレンに続いて、今度はサッカーの大ヒーローがこの世を去ってしまった。 アルゼンチン永遠の10番、ディエゴ・アルマンド・マラドーナ。 近い世代なので、彼の全盛期を常に目の辺りにしてきたが、今でも大好きなサッカーにおいて、やはり彼ほどのインパクトを持った選手に出会ったことがない。 まさか今ほど世界中のリーグで日本人が活躍するなど、夢にも思えなかったあの頃。せいぜいNHKかテレビ東京の番組でしか海外サッカーなど取り扱わなかった時代だった。 マラドーナの伝説は今またここで書いても仕方がないので、詳細は他に譲るが、あまりにスゴいそのプレーは、実況のアナウンサーが期せずして伝説の名実況と後に呼ばれてしまうほど神がかっていた。 かくいう私も86年のW杯の準々決勝の対イングランド戦は生で観ていた。 翌日の高校の運動場にいったい何人のマラドーナが、自己実況でプレ…