Vol.006 パリの旧車イベント〜その3 番外編

Paris

「Retromobile 3」

レトロモビルの魅力は、なんといってもパリという街で行うということに尽きるだろう。
パリという街の引力はいつの時代も強力で、たとえそれが2月の厳冬期だとしても霞むことはない。そもそもパリって街は何かこう、ディズニーランド的な「楽しげな空気」に溢れている。私はフランス語は二言三言しか喋れないし、そもそもかつてはつっけんどんだったフランス人に、思わず身構えてしまうことすらあった。
しかし、それでもなんとなく道行く女性が素敵に見える感じとか(完全なる色メガネ)、カフェでグダグダしている姿すらオシャレに見えてしまう感じとか、とにかく何か楽しいのだ。

 

 

foiegrasフランス料理など、正直3日続けて食べられたら思わず拍手したくなるほど、それはそれはボリュームとパンチがある食事であり、当地で日本食がブームなのも頷けるほどの「重さ」がある。それでも、何か得も言えぬ「華やかな空気」というものがパリにはあり、子どもたちがこぞってディズニーランドに行きたがるような、不思議な引力をもっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな街でおこなうイベントなのだから、女性だって思わずついてきてしまう。(のだろう…。)
だって、パリなのである。

 

 

 

Freaたとえそこがガラクタ市のような様相でも、実物の戦車がおいてあっても、そこはパリがあるので安心なわけだ。
なかなか奥様や彼女の関心を引くことのない自動車趣味のためのイベントであっても、こうした街でおこなわれること自体に大きなアドバンテージがある。

 

 

幕張メッセの大きなホール1つ分くらいの規模なので、正直歩いて見て回るのは、まあまあ疲れる。万歩計の数字によるとおよそ10キロは歩く計算になっていた。ともかく、くまなくしっかりと見て回るには都合3日ほどを要した。

 

 

 

 

 
女性にフルで付き合ってもらうには正直キツイかもしれないが、ナニも言わず付き合ってくれたその後が怖いのかもしれないし、「じゃ、あたしは街を散策してるね!」って言われるのも怖い。

これぞパリの甘い罠。

良いんだか、悪いんだか…。次はイタリア車ファンお待ちかね、トリノ特集!

 

それではまた近々。

 

A Prestissimo!