日本が誇る交通機関の最右翼は間違いなく現時点では新幹線だろう。
正確なダイヤ、清潔な室内、多くの外国人観光客がときめくコミューター。
ちょっと運賃が高すぎるのがたまにキズだが、やはり世界的に人気の乗り物であることは間違いない。
イタリアにももちろん新幹線はある。
その名もフレッチャロッサ(赤い矢の意)、実に速そうな名前だ。
そして、ちょっとおしゃれなITALO(イタロ)だ。
前者はいわばJRで、後者は私鉄だが、フレッチャロッサ(国鉄)と同じ線路を使用して走るもの。同じ線路を国鉄と私鉄が共有などとは、ちょっと日本では考えられないが、ともかくしばらくは廉価でオシャレな内外装で話題を呼んだ。(今は価格面のメリットもなくなり、経営もあまりうまくいってないらしく、サービスなど随分と雑な印象になっている)
さて、この新幹線たち。想像に違わず、ダイヤは飛行機並み。ストにキャンセルや悪天候での遅延など当然のようにある。まあ、致命的でない程度のファジーな運行なのだ。
二等車(セコンダクラッセ)は自由車なので問題ないが、一等車(プリマクラッセ)は何年も前からネットで座席を確保できるのだが、指定した座席を確保できるケースは稀だ。
なので、みな現地その場で見ず知らずの人達と相談交渉して決めるケースが多い。
とかく、イタリア、話せばわかるのである。やはり、話し合い、つまりコミュニケーションって本当に大事なものだと痛感させられる。
日本やNY、ロンドンといった大都会の電車で怖いのは、こうした和やかさが微塵もなく、座席をスワップするなど、かなりの度胸がないとできない。
いや、イタリアが緩すぎるって?
その辺こそ、これからの世の中には大事で、愛だ平和だと言う前に、こういう些細なことを話し合いで解決することこそ、人間には大事なんだと思うんだが…。
さあ、いよいよ、GW。
みなさん、ノンビリ行きましょうね!
それではまた近々…。
A Prestissimo!