今も昔も、年寄りが若者に抱く感情。
紛れも無いジェネレーションギャップが元なんだろうが、この「近頃の若いもんは…。」という感覚は常に受け継がれているようだ。
街にフレッシュマンたちがあふれるこの季節。彼らを迎える上司となる人々にもそれなりの「新しい風」があるように思える。お父さんくらいの世代の「お偉方」も、去年まで文字通り下っ端だった新入社員も、やはり何かしらの緊張感があるのだろう。独特の雰囲気がそこかしこに見られる。
オフィス街ではお昼時、電車の中、色んなモノが見えてくるのだが、ちょっと気になったモノや事について少々。
ある日電車に乗ると”若い”サラリーマンが珍しくスマホではなく本を読んでいる。それも何かの教則本のようだ。
趣味悪く覗きこむでもなく気になるがままに目をやると、そこには「怖くない！正しい敬語の使い方」というような文句がならんでいる。
謙譲や丁寧、尊敬といった文句ではなく、「相手を立てるには」などと書いてあるじゃないか。まあ、そうなんだけど、そこまでブレークダウンしないと君らはわからんのか！と思ったり、それは彼らのせいではなく教育の問題なんだなと不憫に思ったり…。
ふとテレビをつけると、「とんでも新入社員特集」なるものもやっている。
電車や街中にあふれる「ながらスマホ」が、なんと上司との会話の最中にも起きているそうだ。堂々と上司の話しを遮り「あ、ちょっとすんません」といってLINEを確認するそうだ。
嘘だとしたら抜群のセンス。本当なら、こりゃ驚きを超えている。
人と話をする以上に大切にするべきことなんぞあるのか？
古代エジプトの人も言っていたそうだが、やはりわたしも言わせてもらいたい「まったく、近頃の若いもんは！」と。
正しい教育ってやはり財産ですね。あ、ちなみに海外でそんなことやったら仕事なくなります。彼らのためを思うがこそ、やはりここはしっかりと教育しないと！
すっかり年寄りになったことを思う今日このごろだなあ…。
それではまた近々。
A prestissimo!