高い高いと風評のように最近の旧車価格を煽るこのコーナーも、そろそろデータをお見せするべきと判断したので(遅い?)、2016年の大物番付を発表したいと思う。(ちなみにいずれもオークションでの落札価格)
¥で表示すると気が滅入るので、各自その日のレートで電卓をはじいてほしい。
いかに狂った価格が飛び交っているかがわかるはずだ。
第一位 Ferrari 335 Sport(1957) – €32,075,200
第二位 Jaguar D Tyoe(1955) – €19,274,336
第三位 Alfa Romeo 8C 2900B Lungo Spider Touring(1939) – €17,552,123
第四位 Ferrari 250GT Spider California LWB Competizione(1959) – €16,062,000
第五位 Ferrari 250GT Spider California SWB(1961) – €15,433,040
第六位 Shelby Cobra 260(1962) – €12,168,142
第七位 Ferrari 250GT SWB Competizione(1960) – €11.947,000
第八位 Alfa Romeo 8C 2300 Monza(1933) – €10,531,000
第九位 Bugatti Type 55 Roadster(1932) – €9,203,540
第十位 Mercedes-Benz 540K Spezial Roadster(1937) – €9,082,570
あたかもサーバーのIPアドレスを打ち込んでいるような桁数だが、日本円にすればもっと多いわけで…。
10台中6台がイタリア車。最も若い? クルマでもコブラの1962年。また、これら10台のうち特に数の少ない競技車両が5台を占めるので、これまた希少価値に高値がついていることが伺える。
もちろんこれはオークションなので、今後の相場というところにどこまで影響が出るのかは不明だが、上位に付けるブランドは、これからのステイタスになることは間違いないだろう。なにより、こうした旧車の販売というものが、富裕者層相手のビジネスとして注目を浴びているのは間違いない。
次回はいよいよ昨年自動車史上最高額の取引が発生したパリのレトロモビル。まだまだお宝があるだろうトリノからお伝えする。
それではまた近々。
A prestissimo!!