2018年に発表されたスズキ・ジムニーは日本国内でも大人気だし、外車好きの人たちからもかなり注目されている、久しぶりのカッコカワイイクルマだ。
その性能は折り紙付きなのは、もう語るべくもないだろう。これまで正直えらく日本車然としたデザインから、個人的にはジープそっくりの初代以外ピンと来ていなかったが、さすがに最新モデルには反応してしまった。
そんなジムニーがついにイタリアにも上陸したのだが、2020年が始まったばかりというのに、もうすでに本年度分は売り切れ。市場でも相当な盛り上がりを見せている。(海外なので、もちろん軽ではなくシエラの方)
長く、Panda 4×4の天下だったイタリアのミニ四駆市場だが(デザイン的にも優れていて、小さく走破性が高いという点で他のものは当てはまらなかった)、ここに来ておしゃれピープルからも注目を受けているようだ。ちなみに州警察の公式車両にも選ばれたと言うから大したものだ。
こういうと語弊があるかもしれないが、欧州でのスズキの評価は非常に高く、特にSWIFTなどは、知り合いの若手レーサーなどもスポーツモデルを愛用していたほど、その経済性に不似合いなしっかりとした作りや走りが定評だった。もちろんバイクの名声がからんでいるのは言うまでもない。
それにしても数日で完売というのは大したもので、これまでデザインよりも経済性や耐久性でのみ買い求められていた日本車にとっては、実にエポックな話かもしれない。
いい意味で退屈になってきている欧州のアシグルマのデザインに一石を投じてくれるといいなと思ったりする。
それではまた近々。
A Prestissimo!!