コロナ禍で良く聞かされたこのフレーズ。
公共の交通機関を嫌う意味か、抑圧からの解放が目的なのか、とにかく自動車の交通量が一気に増えました。自動車だけじゃない、バイクも本当に増えました。
誤解を覚悟で言いますが、「若者の車離れ(バイクなんかもっとひどかった)」なんて言われていたのはつい最近です。それがどうでしょう?
そのころまでの日本の自動車をとりまくムーブメントは
「エコ」「ファミリー」一辺倒。
乗って楽しいとか、冷静に停まっている姿を見てニヤニヤするとか、子供がお絵かきしちゃうとか、目的地を持たずにどらいぶにでかけるとか…。
せっかく「乗り物」とはいえ家族の立派な一部なのに、冷蔵庫や洗濯機のような家電レベルしかないバディ感に成り下がっていたのは事実だと思います。
ところがコロナのおかげで(さすがに語弊ありますが…。)じっくりと趣味や家族、人生と向き合う時間が皮肉にも増えたおかげで、車にも多様性が求められ、バイクや自転車まで含めた本来の「移動とその意味」についてみんな考え始めてきているように思えます。
町では格好良さや豪快さを誇示するハイパワー系、500やパンダ、2CVやMINI、デザインの優れた可愛らしい車たち。そして何よりドライブが楽しくなるオープンなどが目立つようになり、時計の針が20年以上も昔に戻ったかのような感覚すらしています。
国産新車でも、はっきり言って本格四駆なのに大ヒットしているジムニーだったり、欧州車でももともと快調だったルノーのカングーや、後を追うように日本にやってきたライバルのベルランゴもますます絶好調。
やっぱり、自動車は楽しくなきゃ…。
そんな感じに徐々にですが戻ってきているのが、とっても嬉しい今日この頃でした。
それではまた近々。
A prestissimo!!