意外なことに、ヘルメットは努力義務になりそうな日本の電動キックボード事情。
どこよりも厳しい法律が律せられるのが日本の常だと思っていたが、イタリアでさえヘルメットは義務化になりそうなのに、まさかの日本がヘルメット着用が努力義務だという。
今も都心で結構見かける電動キックボードだが、時々クルマを運転していると特に夕暮れ時にヒヤッとするときがある。
実質人間だけという感じで、自転車以上のスピードでスーッと移動しているときがあるので、なんというか、質量を感じないというか、路上を走るモノとして感覚的にまだ認識できていないからなのだと思う。
特定小型原動機付き自転車となるキックボードだが、今回の改正案によると長さ190cm×幅60cm内に収まる車体が前提で、最高速度20km/h以下で制御。なので、実質は道路交通法の「普通自転車」の規定と変わらないものになる。ちなみに、21km/h以上30km/h以下の場合は、これまで通り「原動機付自転車」になるという。
特定小型原付は免許不要だけど、運転可能な年齢は、原動機付自転車と同じ「16歳以上」。ただし運転中のヘルメット着用は努力義務。つまり、着用しなくても違反にはならないというもの。
今のところ、キックボードと歩行者の事故しか見たことがないが、自動車とぶつかるようなことがあったらおそらくひとたまりもないだろう…。
電動で音も静か、それに加え、人ひとりがスーッと高速で移動する感じが周りに対してちょっと警戒心をいだかせない原因なのかもしれない。
特に都市部の混み合う場所でこそ、こういったモビリティが使われるケースが多いだろうから、これからの自動車の運転には一層の注意が必要とされるだろう…。
それではまた近々。
A prestissimo!!