Bollito Misto Vol.256
日本人といえば、
おしとやか、控えめ、節度がある…。
なんて海外では思われているが、単に表現が下手くそなだけだと私は思っている。
アピール不足というか、大勢の前でのプレゼンテーションが実に下手くそな民族だと自信を持って言える。
その点、イタリアやフランスの連中は実に上手い。
話はもちろんクルマのことなのだが、例えば今年ルマンに久々に帰ってくるフェラーリ499P。
https://www.ferrari.com/it-IT/hypercar/articles/debutto-con-podio-per-la-499p
LMHクラスというトヨタがブイブイいわせている、メーカーが車両全体を独自開発できる、技術的自由度の高いクラスなのだが、それだけ自社のブランドイメージを打ち出しやすいクラスともいえる。
なかなかトヨタに勝つのは難しいかしらと思っていたが、思いのほかさっくりと結果を出しつつある。もともとルマン大好きなイタリア人的にも、ここで勝てばそりゃ気分がいい。
何より、この499P、きちんと現行の296GTBのスタイルを見事に感じさせる。
せっかく大枚はたいて、世界最高峰(実際ルマンは世界三大レースの1つ)の舞台で活躍するなら
思いっきり勝ったときは「ドヤっ!」って自慢したいところだ。
その辺が日本はヘタなんだよなあ…。
最近のレースカーは屁理屈の塊で、正直かっこいいとは言えないけど、こうやってイタリア人はキチンと面影を出しつつ、ドヤっとできる瞬間を待っている。
今年のルマンが楽しみだ…。FORZA FERRARI!
それではまた近々。
A prestissimo!!