Bollito Misto Vol.241
アルファ・ロメオを語るとき、どうしたってアイコンとして登場してしまうのがTIPO33ストラダーレ。
スポーツマインドを標榜する、アルファ・ヒエラルキーの中の頂点に君臨する伝説のスポーツカーは、ことあるごとに「あの、ティーポ33の再来…。」という感じで使用される。
そんな伝説が、いよいよ2023年、満を持して登場するという噂があるのだ。
エンジンはジュリアやステルヴィオ・クァドリフォリオに搭載されるV6の2.9Lターボが有力とされているが、
なによりこの話の根拠になっているのがF1参戦の延長だという。
フェラーリやマゼラーティ、ランボルギーニがイタリアを代表するスポーツカーメーカーだ!
と言わんばかりの状況が結構続いているが、アルファ・ロメオやランチアだって相当な名門である。
いや、むしろ筆頭といっていい。そもそも歴史が違う。
イタリアでアルファやランチアがこれら「新興」に劣るなどと言う考え方はこれっぽっちも存在しない。
新生ステランティスグループも、こうした目玉ブランドをどんどん強化していきつつ、商品ラインナップも増やしていきたいだろうし…。
ちょっと、量産エンジンの流用ってのが気にはなるけど、まあそこは彼らはこだわりの強い人たちだから、何かしらの「手」は尽くすと思うので楽しみ。
まさに真打ち登場となるか?
自身と奥さんもゴリゴリのアルフィスタであることを吹聴している、CEOの心意気に大きな期待を寄せてみたい。
それではまた近々。
A prestissimo!!