さらばトリノ

Bollito Misto Vol.255

トリノといえばFIAT。
トリノといえばイタリアの自動車の中心地。

まあ、もはやフィアットもステランティスグループとなり、いまや伊仏合同の企業となっている。

1983年の第一回から、かれこれ40年。このトリノのFIAT旧本社横にある、リンゴットという昔の工場施設をりようした場所で行われるノミの市、アウトモトレトロが2023年の開催を延期し、かつトリノから出て行ってしまうのだ。
リンゴットとは、恐らく皆さんもご覧になったことがあると思うのだが、工場の屋上がそのままテストコースになっているという驚きの施設。

今でこそ、工場部分はホテルや商業施設になってしまっているのだが、それでもやっぱりイタリア車好きとしてはトリノに訪れるとどうしても泊まってしまうホテルの1つだった。


ここ数年の旧車ブームによって、特に珍しいランチアやフィアットなどが沢山でるこのノミの市も、外国資本の影響でどんどんと様変わりしてきた。
同時にアメリカや東南アジア同様、大人気の日本のドリフトカーたちのイベントも併催するようになり、ずいぶんと様変わりしていた。

イタリア最大の10月開催のパドヴァも23年は会場代値上げのあおりで、ボローニャでの開催が決まったという…。

日本もこれから電気代などがさらに上がるというニュースが聞こえてきているが、欧州での燃料費の値上がりっぷりは想像を絶するものがある。

はやくいろんな意味でパンデミック前に戻ってほしいのだが…。

それではまた近々。

A prestissimo!!