イタリアよもやま話〜Bollito Misto vol.15

イタリア好きが嵩じてついにはフィレンツェに移住までしてしまったCollezioneイタリア特派員Noriによる、「イタリアよもやま話」。
ちなみに「Bollito Misto」とはいわば「ごった煮」のこと。
自動車、自転車、食事にワインやサッカーはもちろん、たまには真面目な社会的な?お話を勝手気ままにお届けします。

 

 

 

 

 

 

 

前回に引き続き、カーステについて語ってみたい。
もちろん私は評論家でもなければ、音響のプロでもない。
ただ、イタズラにカーステに浪費してきただけの、いちファンというか、マニアの端くれであることは自負している。
まあ、みなさんと同じような浪費家(?)の一種である。だから、本件に関しての一切のクレームは受け付けないのでそのつもりで。あくまで私の私見であることを念頭に置いていただきたい。

 

 

 

ふとしたきっかけで、サードパーティのカーステでグレードアップを今更ながら図りたいという目論見は、今の世の中的に正しいかどうかは全く不明だ。
ともかく、なんとなく日本に帰ってきたついでに、ちょっと旧い車でカーステのグレードアップをしてみたいと虫が疼いたのである。

 

 

 

というわけで、イタリアンな名前のブランドを持つP社の1DINを買ってみた。
「あのころ」と違い、やれ口コミだ、レビューだと商品購入前の予備知識取得に全く苦労しない。
そこで非常に評判が良かったのと、あからさまに低グレードの国産車向けに成り下がってしまった「カーステ」の中にあって、高級を謳い文句にするこの商品は、なかなか久しぶりの「ワクワク感」で楽しませてくれた。

 

 

 

「理想的な高音質を追求…。」
そんなスゴイセリフが見出しのその商品は税込36,750円。
イッサイガッサイをネットで注文できる現在、実売価格は25,000円を切っていた。
ニマンゴセンエンである。
私のようなオールドファッションのカーオーディオマニアなら、その耳を疑うに違いない「ありえない低価格」である。

 

 

 

専門店に出かけ、リスニングして、必要パーツをリサーチして…。
そんな時代はとっくに終わり、一切がっさいをネットで注文する。
それにしても、世の中で評判の高音質オーディオが、値引き交渉もなしにこんな値段で買えてしまう世の中なのである。

 

 

 

iphoneのハンズフリー通話。音源のコントロール、CD、SDカードやさらにサブのUSBオーディオ、そしてもちろんFMまでついている。
それがかつての最下層ランク程度の価格で買えてしまう。一体どういうことになってるのか、インストールするまでドキドキだった。

 

 

 

自分でカーステを交換するなんて、少なくとも10年以上やってないが、記憶をたどるほどのこともなく、外車用オーディオ取り付けキットなど、カプラーなどをすべてが揃っており、自慢の電装工具も出番なし。
果てはいい感じの化粧パネルまで付属するほどだった。

 

 

 

 

 

昔のように左にボリュームがついているのもイケる。
ナビは?
今はスマホでGoogleMaps でも使用すれば、いつでも最新の情報が手に入る。
しかも、検索が早くて楽なばかりか、渋滞情報まで考慮してくれて音声案内さえしてくれる。
つくづくすごい時代になったもんだ。
スマホや携帯用ナビの発展や流行については、むしろ日本よりイタリアをはじめとする欧州が進んでいる。
特に旧車に乗る人達には、見た目も利便性もバッチリのこのセットアップは、本当にオススメだ。

 

 

 

さて、今回はあっという間に文字数が膨らんでしまった。
気になるインストール結果はまた次回にしたい。

 

 

 

これでいいのかな?
これでいいのだ。(たぶん)

 

 

それではまた、近々

A prestissimo!