イタリアよもやま話〜Bollito Misto vol.40

      イタリア好きが嵩じてついにはフィレンツェに移住までしてしまったCollezioneイタリア特派員Noriによる、「イタリアよもやま話」。

 

      ちなみに「Bollito Misto」とはいわば「ごった煮」のこと。

 

      自動車、自転車、食事にワインやサッカーはもちろん、たまには真面目な社会的な?お話を勝手気ままにお届けします。

 

 

 

 

 

 

 

さて、ゴールデンウイークに突入だ。
ここイタリアでも日本人観光客が増えるタイミングでもある。
しかし、前号でご紹介したパスクア(復活祭)とからめて長期休暇をとるキリスト教徒も多く、日本人以外にも多くの観光客で賑わうシーズン、すなわち4月は欧州も概ねゴールデンウイークまっただ中といえる。

 

 

 

 

 

 

さて、例のパスクア以外にも4月25日はイタリアの建国記念日。5月1日はメーデー、つまり勤労感謝の日。ここイタリアでは1日も祝日なのだ。
前者は祝い事なのでお店も多く開いているが、後者はお休みのところが多い。
だから、GW中に観光でイタリアを訪れる場合は気をつけた方がいい。
イイお店は大概お休みなのだ。

 

 

 

 

 

 

また、そこに絡めてなのか、フィレンツェでは前日の4月30日に「Notte Bianca」つまり白夜を意味する、夜通し騒ぐイベントが設けられている。

 

 

これは祭日ではないのだが、主に若い人たちを対象とした、ライブやイベントで街中大騒ぎになるお祭りなのだ。

 

いわゆる都心に住んでいる私は、正直これが嫌い。
若いころなら存分に楽しんだに違いない素敵なイベントも、すっかり疲れたオッサンになった今では、正直楽しむ余裕が無い。
なんてったって、ウルサイのだ。ウフィッツィ美術館そばの川沿いではライブコンサートがあり、かなりの爆音。
0時くらいにそれが終わったと思ったらディスコイベント。

 

 

 

 

通りには酔っぱらいが溢れだし、大声で行進なんて可愛い方で、下手くそな合唱など聞かされようなもののまさに睡眠どころではない。
あとは、なんといっても救急車のサイレンである。

日本のそれと違い、あまりにもけたたましいサイレンを2時3時に聞かされる身にもなって欲しい。
まあ、そういうのも含めてお祭りなのだが…。

 

 

 

こんなにガス抜きが必要かな? と思うほどイベント盛りだくさんのイタリア(欧州)、日本人がこの生活に馴染んでしまったら、もう日本復帰は無理かもしれない…。(人ごとだ…。)

 

 

 

それではまた近々

A prestissimo!