でもある河口まなぶ氏による
弊社商品車・ルノーメガーヌ ルノースポールのインプレです。
同型車種のご購入をご検討されている方は
是非ご参考にされてください。
ルノーメガーヌ ルノースポール(ディープブラック)
2008年式 17,000km 車検25年1月
ダンロップSPスポーツマックス
235/40/18
奇才パトリック・ルケマンがデザインを統括していた当時のルノーにあって、極めて斬新なスタリングが与えられて登場した3/5ドアのハッチバックが、日本へは2004年の1月から導入された2代目のメガーヌ・シリーズ。
その頂点に輝くホットモデルが、F1やWRCマシンを送り出すルノーのモータースポーツ部門の名をそのまま関したルノー・スポールである。
今回試乗したモデルは2008年式。装着されるタイヤ&ホイールが18インチということから、2006年11月にマイナーチェンジを受けたモデル。それ以前は17インチだった。
エクステリアはパッと見で小傷もあるものの、目立ったダメージは皆無。一方でインテリアは全体的にパリっとしており、特にシートは運転席まで含め、レザーながらもカッチリとした張りを維持している。4年分の使用によるスクラッチ等はあるが、全体の印象としてはコンディションは上々といえる。
実際に走らせると、まず感じるのは乗り味のハードさ。スポーツモデルだけにもともと硬さはあるが、それが17000キロの走行による経年変化でダイレクトに伝わる感がある。ただこれはまずタイヤを交換することで大分印象が変わるはず。
同じフランスのミシュラン・パイロットスポーツ3等を履けば乗り心地も好印象かつウェットでの安心感やスポーツ性など、全方位的にイメージが良くなるはずだ。また高速道路などで細かな入力への対応が仕切れていないのでダンパーやブッシュ等まで交換すればかなりフレッシュな乗り味走り味が手に入るだろう。
エンジンは力があって扱いやすい点は現代のルノー・スポールと変わらない。このF4R2型エンジンは名機で今なお現行型に継承されるが、フィーリングは最近の直噴ターボにはないキレの良さが魅力。当然この個体のエンジンも現代の多くが失くした回転の気持ち良さを存分に味合わせてくれる。
現行型も高い評価を得ているが、実は先代であるこのモデルも相当の実力。しかも現行型にはない良い意味での走りの軽さが痛快だ。
そうした乗り味走り味に加え、サイズや操作感、価格などを総合的に見ると、気兼ねなく乗れるハイパフォーマンス・モデルと評することができるのだ。
※このインプレッションは当該車両の状態や性能を保証したり、購入時の責任を負うものではありません。あくまで個人の感じた印象を記しています。