みなさんも多くのメディアでEVの今後が大変だ!
的な記事をひんぱんに目にしていると思います。
中国でたくさん破棄されているとか、テスラがどうしたとか…。
まあ、普通に考えるとさすがにまだちょっと時期尚早な案件だったことは、ようやくみんな気づき始めていますよね。
そんな中、イタリアのFIAT500のEVが苦境に立たされています。
わりかし鳴り物入りでデビューし、注目を浴びた同車ですが、実際は思ったほどは売れていないようです。もちろん同サイズ内のシティカーと呼ばれるセグメントではナンバーワンのEVにはなっていたんですけどね…。
というわけで、本国での生産は停止中という状態だったようです。
それでも今年の10月くらいには復活! なんて言われていましたが、またその生産停止期間が延長されるというニュースが入ってきました。
それどころか、FIATは来年25年に、このEVバージョンをベースにしたハイブリッド版を出すようで、二年で1億1000万ドル以上の追加予算も決まったとか…。
まあ、投資した分を回収するためにも、苦肉の策だろうがなんだろうが、対応策が必要ですからね…。
ちなみに北米での2024年の500EVの販売台数はわずか470台。
同地では2020年にガソリンバージョンの販売が終了したにもかかわらず、依然として24年は674台が売れたと伝え聞きます。
まあ、普通に考えると、EVはちょっとしか走れません。
給電問題は世界各国が同様に持っている問題です。
オーナーのライフスタイルにあっていない場合、移動手段としてまったく役に立たないというケースもでているようです。
わたしはEV全否定というわけではもちろんありませんが、少なくとも手持ちのスマホの充電がひと月に一回になるくらいバッテリーが進化してくれれば、全然アリと思っている人間です。
EVが悪いんじゃなくて、まだまだインフラやテクノロジーが未発達ということに尽きるんだと思っています。
なんだかアメリカのあのおっさんにさんざんかき回されただけという感じが否めないんですが…。
まあ、そうはいっても結構な数のEVがこの世に生まれちゃいましたからね…。
一体このあとどうなるんでしょうか?
それではまた近々。
A prestissimo!!