Back to the Future

Bollito Misto vol.232

1985年。

やたら派手な服や髪型が流行り、オシャレな職業の代名詞とも言われたマヌカン(DCブランドのブティック店員〜死語)が、日頃カッコつけながらも、実は鮭弁当を食べているような、実にチャラチャラした時代。

picture courtesy of UNIVERSAL

そんな中、後にタイムマシンもののハリウッド映画の金字塔となる「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が封切られた。

映画の内容以上に実は強烈なインパクトを残したのが、この主人公すら食ってしまったタイムマシン、「デロリアン DMC-12」である。

ステンレスのボディ、ガルウイング(コレがホントのガルウイングだった)という未来感満載のクルマは、まさに「タイムマシン」にふさわしい感じがしていた。

実際、この映画の刷り込みにより、未だに夢のクルマとして挙げる人もたくさんいる。

このDMC-12についての詳細は、丁度面白い映画もあるのでこちらをご覧頂きたい。

さて、そんな夢のクルマ「デロリアン」がEVで復活するという話がある。

イタリアで生産されると噂のこの新型デロリアンはAlpha5という名前になるという。

が…。

百歩譲っても同じデザインで攻めるべきなのに、なんと今どきの2020年代なデザインが予想されている。

もうステラなんかがフツウにガルウイングだといういのにだ。

満を持して登場の未来のクルマのはずが、遅れてきたEVという感じになってしまっている。

なので、これは違うとあえて声を大にしていわせていただく。

ジョルジェット・ジウジアーロに払う金がない?

いやいや、そこはデザイン優先でしょ?

みなさまはどう思われます?

それではまた近々。

A prestissimo!!