17日間続いたパリオリンピックが閉幕した。 今年の2月、つまり開催から半年ほど遡った状態で訪れたパリは、ここでも書いたように非常に盛り上がりに欠けていた。 都市部で開催するオリンピックが結構続いているが、それにしても本当に間に合うのかという感じがしていた。 が、蓋を開ければいろいろあったにせよ、やはり上手いこと盛り上げた気がする。 欧州人らしい、帳尻の合わせ方というか、見せ所と見せなくても良いところの割り切りが非常にメリハリが効いていて、賛否両論も織り込み済みでなんやかんやで上手いことまとめていた印象だ。 例えば開会式。 少なくともTVで見ている以上は、いろんな見どころ盛りだくさんで飽きのこない演出だったように思う。 あの画面のスイッチングは一体どんなリハをやったのだろうなんて思ってしまったりもした。 もちろんネットでは首チョンパがどうしたとか、青いおじさんの最後の晩餐が…。 なんて、揚げ…
本国イタリアでついに登場したグランデパンダ。 4代目パンダ…。というより、厳密にはSUVバージョンなので、亜種という言い方もできるのかな? 現状はハイブリッドとEVのみ。いずれはガソリンエンジンもとの話もでている。 まもなく登場する新型シトロエンC3 とシャシーを共有するモデルなので、全長は4Mを超える。だから、パンダと呼んでよいものかどうかが疑問なのは、前にもこのコーナーで言ったことがある。 もちろん、別に否定しているわけではないのだけど、どうあれ各方面で話題にはなっている。 実写を見てもなお、レンダリングデータな感じがするので、おそらく実車は結構インパクトフルなのかもしれない。ちょっと実車を見てみたい。 本国で行われたプレスカンファレンス動画を見ると、やはりその大きさが目を引く。 フィアットとしてもでかいし、パンダとしたらさらにその違和感はある。 自動車のデザインはちょっと曲がり角に来…
なにやら物騒というか、面倒なルールが海の向こうでできてしまった。 それはアメリカ、カリフォルニア州の話だけど。 同州で販売、製造されるすべての車に2027年から、パッシブスピードリミッターなるものを搭載する義務が法律で決まったそうなのだ。(正式には24年8/31までに可決されたら) ちなみに29年までに全新車の半数に、32年からはすべての車両にこのリミッターを装備しなくてはいけなくなるという。 具体的には、走行中の道路が定める制限速度を時速16マイル(26km/hほど)上回ると、音と視覚で警告するというもの。 インテリジェント・スピード・アシスタント技術とよばれる装置の装備が義務付けられる。 17年から21年までの5年間における交通事故死者の1/3がスピード違反が原因だからというのが理由だそうだが、こんな話を聞いて「あ、アレだ!」と思った昭和のドライバーも多いだろう。 かつて国産車について…
25年の春には、ランボのラインナップが結構入れ替わるらしい。 気づけばアヴェンタドールは過去のもの。ウルスはハイブリッド化され、ウラカンも生産終了。 いろんなスパイショットが見られるサイトでは、ちょこちょことスモールランボの情報が載っているが、今後はV10エンジンは廃止。V8搭載のハイブリッドに切り替わっていくという。 しばらく闘牛の名前が続いているランボですが、ウラカンの後継が「テメラリオ」という名前になるという噂があります。(商標登録したらしい) 基本はアヴェンタドールの後継、レブエルトに近いスタイルになると見られていますが、幅広、低車高、大きな翼はアイコンとして残るでしょうね。 ちょっと気になるのはV8エンジン。なんと、プラグインハイブリッドなのはともかく、レッドゾーンが10,000rpm! しかもターボが効き出すのが7,000rpmというちょっといい感じにクレイジーな設定。 ランボ…
音楽やファッションに例えるとわかりやすいと思うけど、いわゆる懐メロになる歌は、ジェネレーションによってさまざまだ。青春時代に着ていた服装というのも、やはり歳をとっても特別な存在だったりする。 もちろんクルマもそうだ(そうだったというべき?) 欧州はもちろん、この4月に幕張メッセで開催された日本の旧車イベント「Automobile Council」でも、人気があったり、すぐに売れてしまうクルマにちょっと変化がでてきた気がする。 それは戦前のクラシックカーの激減である。 これはパリのレトロモビルでもそうだったのだが、1910〜30年代に青春時代だった人というのは、現実的にはすでにお亡くなりになっており、ここ数年はその子孫の世代が先祖のお宝を守り続けているというのが実情だった。おそらくその流れはこの20年くらいは続いていた。まずは自分の思い出があり、その次に親との思い出を引き継ぐというパターンだ…
アルファ・ロメオってブランドは、「やればできる子なのに…。」の典型な気がする。 もちろんこれは個人の感想。 せっかくのかっこいいブランドなのに、なんだか定期的におかしくなる。 まあ、ディスってるわけではありませんよ。(じゃあ、「おかしい」って言うなよ…。)どんなブランドでも良いときもあれば悪いときもある。愛情表現ですよ。 自動車メーカーに限らず、売れていないときは元気がなくなるし、売れていれば、まあまあいろんな楽しいモデルが登場する。 にしてもだ。 スポーツイメージとして、ドイツのポルシェに匹敵するような古豪ブランドであるアルファ・ロメオなのに、昔からもう一つポルシェのような商売上手感が出せたためしがない。 まあ、ポルシェの場合、どんな手を使ってもサーキットで「結果」を出し続けてきたというところが大きいのだけれど、一貫してうまくこの「レース活動臭」を商品にフィードバ…