
このコーナーでもずーーーーーーーっと叫び続けていたが、日本の車離れは他の国と比べても顕著で、それは人のせいでなく、メーカーのせいだと言い続けてきた。 つまり、車離れではなく、メーカーによる若者無視だと。 しかし、まったくもって突然訪れたCovid-19によるコロナ禍で、事態は一変した。 東京のど真ん中でさえ、車に乗る人は増え(公共交通機関を嫌う人も増えた)、高速道路にも出張などの従来新幹線移動していた人たちによるクルマがかなり増えた。 何より平日も休日のようにレジャーに足を運ぶ家族連れが増え、クルマの需要も実際増えているという。 中でも気になるのが、若い子たちのクルマ利用である。 レンタカーやカーシェア(しかも一日乗るのにわざわざ高いレンタカーでなくシェアを使う気がしれないが…。)が増え、また中古車を買い求める若者も増えているという。 …

先の8月末日、二台のアバルト限定シリーズがまたも発売開始となった。 一台は、2015年以来、実に第4弾目となるアバルトヤマハシリーズ。 その名も、Abarth 595Monster Energy Yamaha。 今回のコラボモデルは、MotoGPのバイクのカラーリングをしっかりと反映し、専用のシートなどと相まって、かなりの特別感を醸し出している。MotoGPファンにはたまらん仕様になっている。 ちなみに日本の車好きには想像できないだろうが、欧州でのMotoGP人気はものすごい。なので、2000台はすぐに終わってしまうかもしれない…。ご希望の方はお急ぎを。 <ヴァレンティーノ・ロッシなどが出演するプロモ動画はこちら> もう一台は、かつて日本でも大人気を誇ったアウトビアンキアバルトA112のスペシャルモデル「タルガオーロ」のオマージュモデル「Scorpioneoro」だ。 Scorpioneo…

いつまでも過去を引きずるってのはもちろん潔くないのは分かっているが、 それでも現在の体たらくぶりをみるにつけ、良かった時代を振り返りたくなるのもそりゃそれで人情というやつかもしれない。 ギレルメ・アラウージョさんというデザイナーが、大胆にも過去の名物の一つと言っていい、あのストラトス、しかも今度はあのゼロを現代的な解釈のコンセプトモデルとしてデザインを発表した。 Lancia L Concept Homageという名のこのモデルは、かのストラトスの原型「ストラトス・ゼロ」に対するオマージュモデル。70年のトリノショーでデビューしてから50周年にあたる今年に発表された。 これまでのストラトスオマージュ物はほぼほぼ、プロダクションモデルをオマージュしたものだったが、ついに「原型」をオマージュしたものが登場したというわけだ。 創業114年という老舗かつ、数多くのタイトルを手にしてきたイタリア自動…

最近パンダやら、デルタやらを取り上げてきたが、特にバブルの頃活況だったイタリア車事情において、主に当時の20代などの若手にまずまず注目されていたのが、ルノー5ターボ、プジョー205GTI、そしてこのウーノターボだった。 ルノーやプジョーはちょっぴり高級というか、80年代なかばまではラリーカーとして一世を風靡していたので、なぜか日本では格上感を醸成していた気がする。 一方ウーノといえば、これまさにファミリーカーのど真ん中という印象が強く、たとえターボで時速200キロ出ると謳って入るものの、チープな内装(初期型はやたらダッシュ周りがガタついた)や、結果的にちょっとだけ安い価格などいろんな要素があって、少々格下感があった。 それにつけても、今から考えるとバブルというのは、本当にキラキラ、フワフワしていて、たかが学生の私ですら、当時はこれら三台のカタログと真剣にニラメッコし、ローンの算段を組んでい…

これがあるからラテン車に乗る…。 そんなこといわれなくてもわかってるという方々がほどんどだろうが、それでもやっぱりラテンの車ってのは、乗ってよし、見てよしのたのしいクルマである。 その点だけは、いまだ他の国の車たちとは明確な差がある。 それでも昔と比べると随分と普遍性が上がったというか、欧州車全般が均一化されたのは事実だが(VW傘下に入ったり、プラットフォームの共通化など)、それでも各ブランドの個性や主張というのは、いまをもって非常に強い。 フェラーリやランボ、ブガッティなどのスーパースポーツブランドは別として、フィアットやプジョー、シトロエン、ルノーなどの市民のアシ的な車をメインとするブランドのクルマたちには、今なお独特の血が流れていると言わざるを得ない。 日本に1000円以下のランチを提供する飲食店が星の…

気づけば10月が目前という2020年。 新装された国立競技場を見るにつけ、一体どれほどの熱狂が本来あったんだろうか?なんて物思いに耽ったりする。 それにしても長いコロナの影響だ。そのおかげかYoutubeに対する依存度が劇的に上がっている。 以前から人気のあったチャンネルもあるが、それでも海外の自動車関連に比べるとおとなしかった日本のチャンネルが、やはりこの状況下で一気に活況をみせている。 そんな中、SuperGTでもおなじみのベテランドライバー、谷口信輝さんのチャンネル を楽しませてもらっている。 私がどうこう言うような、そんなおこがましいつもりなんて毛頭ないし、非常に人気の高い方なので当たり前なのだが、とってもケレン味のない、ニュートラルで純粋に様々な角度から車の魅力が伝わってくる。 &n…