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Bollito Misto Vol.254 RMサザビーズといえば、いまや世界最大最高級の高級車オークションの筆頭だ。 そんなRM。昨年12月に行われたマイアミのオークションでは、なんと1980 年代から 2000 年代までのクルマ達のみが登場。ロットの販売率98%、総収益4,000万ドルを記録したそうです。 この成約率は驚くばかりですが、予測された落札価格は高目ではなく低目が多かったものの、こうしたいわゆるヤングタイマーの人気が明るみに出た形になったようです。 珍しいところではランボルギーニLM002。 安定の人気を誇るF40やF50、ポルシェの911はもちろん、AMG500SLや2.5-1.6EVOあたりのクルマも人気上昇しているようです。 とにかく、旧いクルマにこれほど長く高い人気が集まるのは、やはり本当に今のクルマのデザインがイヤなのかなあなんて思ってしまう次第。 快適性や燃費など…

2023年1月27日

Bollito Misto Vol.253 8万円…。結構な額である。厳密には600ユーロなので、8万円強だ。(1ユーロ140円計算) 速度違反や駐車違反ではない。なんと電動キックボードの違反金である。 いまや、大都市を中心に、膨大な数のシェアリングキックボードがあり、若い子達を中心に、激安の交通手段として大人気を誇っている。 なので、痛ましい事故が後を絶たない。というわけで、政府も業を煮やして様々な罰則規定を出している。 現在イタリアでは、この電動キックボード運転に免許こそ必要ないものの、14歳未満は運転禁止、最高速度は公道で20km/h、歩道では6km/h、ヘルメット着用、二人乗り禁止となっている。 まあ、そりゃそうだけど、実は日本でも恐ろしいスピードで走っているのを見たことがある。 実は、時速100キロもでるような改造を施す猛者までいるというイタリア。 Amazonなどの…

Bollito Misto Vol.252 コロナが明けたかどうか、実際は非常に微妙ながらも、公にはコロナ後初のオートサロンが1月13日からスタートした。 朝一から参加したのだが、まあ、人の多い事ったら…。みんな待ってたのかなあと思うような盛況ぶりだった。 ここ数年海外メディアやショップの人間が目立ったが、水際対策の強化前に滑り込んだであろう外国人の方々が非常に多く見受けられた。 詳細情報はネット上のいろんなところでご覧頂きたいが、ちょいと別の視点でその様子をお伝えしたい。 もともとはカスタムカーが主体の、ある意味で国際的な意味でのノミの市感溢れるイベントだったと思うが、数年前から東京モーターショーに比べ、制限が少ない分いろんな事ができると言うことも含めて、次第にメーカーの参加が増えてきたオートサロン。今や、世界中の富豪から注目される日本のカスタム業界だが、今年はコロナ明けとい…

Bollito Misto Vol.251 最近の人気車の傾向が、ずいぶんと変わってきた気がする。 これまで実用性や燃費、ブランド一辺倒という感じだったクルマ選びが、この数年、特にパンデミック後から少しずつ変わりはじめているようだ。 巣ごもりの反動的な動きだろうが、アウトドアを意識させるデザインや機能を持った車に人気が集まっているようだ。 たとえばアウトドア感満載のクルマの最高峰、メルセデスベンツのGクラスなどは、かつてはそれこそマニアックなベンツとして名を馳せていたが、ここしばらくは大人気車両の筆頭。一年乗っても価格が落ちないばかりか、条件が良ければ購入時より高くなったなんて話も聞く。 まあ、相変わらずブランドという選択肢も強いのだが、それこそポルシェなどは一般の人がほいほい買うクルマではなかったはずなのに、いまや新車など手に入らない。それどころか、知り合いの車にさほど興味の無い銀行マン…

Bollito Misto Vol.252 フェラーリやポルシェ、ランチアやアルファ・ロメオといった、われわれの大好きなクルマ達が相変わらず高値安定の取引をされている。落ちる落ちるといわれつつも、結局10年近く経っても安くなることはない。 欧州では2013年ころから、次第に旧車の価格が上昇しはじめたのだが、週末の楽しみだったノミの市での「衝動買い」を奪われた恨みは今でも忘れない。 「あんなクルマがこの値段?」 そんな事は続かない、来年こそは暴落だ!なんて言われつつも結局欧州における人気車種の値段は下がるどころか上がる一方だ。 そこに来て、ウクライナ問題に端を発する円安の動きだ。欧州だけでなく米国車も、数ヶ月で2割3割の高騰になってしまった。 と、ここまでは欧州の話だ。もちろん、日本でも人気車種は高値安定だ。だが、正直欧州での価格高騰っぷりがまだまだ日本には到達していないような気もする。 か…

Bollito Misto Vol.250 今年のサッカーワールドカップは特別だった。なんといってもドイツやスペインに勝った。もちろん決勝トーナメントじゃないから本気じゃないって人もいるでしょうが、それでも番狂わせが起きるような相手ではない。 それでも勝った。しかも逆転でだ。こんなすごいことはない。素直に嬉しい。ぶっちゃけこれだけでも今年はOK。 とまあ、ついつい熱くなるような試合だったわけだが、話はこのカタール・ワールドカップの次の話をしたい。実は次のワールドカップはカナダ、アメリカ、メキシコの初の3カ国併催! いうまでもなく、あのだだっ広い北中米の大陸全土が会場になるという。しかも、出場国が今年の32から48へと増加する。 これって、地区予選の仕組みも変わるし、本戦のグループリーグのやり方も大きく変わるらしい。 日本がワールドカップに初出場したのが1998年。あれから約25年が経過し、…