海外を旅していつも気になることの一つ。そう。トイレのお話を少々。(女性の皆さんゴメンなさい)
女性用というか所謂大便器は、機能の差こそあれ、その形や構造や大きさはおおむね同じである。しかし、男性用の小便器は、実はかなり各国で違いがあるのだ。
日本の公衆便所などでよく見る縦長タワー型は、子供から大人まで使えるタイプで、確かに理にかなっているが外国でまず見かける事はない。欧米ではおわん型が主流で、どちらかというと大人向けなセッティングになっているのだ。
そう、セッティングとは設置の高さの事だ。現実的にはその高さの設定こそが我々男性には大変重要なのだが、通常はその国民の平均的身長に準拠しているものと思われる。
イタリアやスペイン人の平均身長は日本人に近い体系の人が多いせいか、日本人にとっても割と「馴染みのある高さ」なので問題はないが、ドイツやらオランダ、ゲルマン民族系の国の便器ときたら、嫌がらせなのかと思うほど高いものに遭遇する事がある。トイレでくらいリラックスしたいのだが、重力に逆らって上向き発射するのは、女性の皆さんには計り知れないストレスだったりする。
まさか彼らの威力誇示ってことはもちろんないだろうが、一方で受け皿がより高い、つまり、発射台に近い方が「OB」(的を外れて受け皿以外の所に着水しちゃう事)の可能性が下がる事も事実。その点においては、地面スレスレに着水面がある日本仕様よりも、お掃除などメンテの点では賢いとは言える。
結論は便器メーカーさんたちに譲るとして、日本人の平均からすると高めの私でさえ、時には笑っちゃうような高さの便器がこの世にはあるという事を皆さんにお伝えしたかったのだ。
それではまた近々
A prestissimo!!