前回のデヴィッド・ボウイ氏のロスト・ショックを引きずる中、今度はアメリカの偉大なるロックバンド、EAGLESのグレン・フライ氏が亡くなった。
イーグルスを知らなくても、そのメロディは必ず一度はテレビのコマーシャルなどで耳にしたことがあるはずだ。
彼らの代表曲は、荒んでいく社会と商業主義に堕落していくロックを揶揄した、1976年の「ホテル・カリフォルニア」があまりにも有名だが、残念ながらグレン・フライの曲ではない。(もちろん、何かしらの貢献はあるわけだが)
初期の名曲「Take it easy」のような、なんとも爽快というか、実際アメリカのハイウェイを走っていると実に気持ちのいいサウンドや、湿度のさほど高くないスロー「I can’t tell you why」など、独特の世界観を持った素晴らしいミュージシャンだった。
その後も映画「ビバリーヒルズ・コップ」の挿入歌など、日本でもおなじみのチューンをリリースし、その名前以上に彼のサウンドは驚くほどメジャーである。
それにしても、まだ67歳。若すぎる。
これでまた、ロックの灯火が1つ消えてしまった。
次こそ明るい話題にしたいものだ。
それではまた近々。
A prestissimo!!