Vol.093 和食ブームはつづく

IMG_0007今にはじまったことではないが、世界的な和食ブームはとどまるところを知らない。
イタリアでも寿司屋ができはじめてかなりの時間がたつが、かつてのような高級和割烹的な価格帯から、いまではほぼほぼ回転寿司レベルのものまで実に幅広い。

 

 

 

 

 

sushiwokもちろん、その多くは日本人経営ではなく、コスチュームとちょうちん、暖簾を除けばすべて外国製ということがほとんどである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中にはWOKすら日本の名物だという人達もいる。WOKとはそもそもは中華鍋の意味。なぜか、そのまま鍋でサーブした名残なのか、イタリアではある種のビュッフェとして馴染みが深い。そのWOKはSUSHIが併設されている場合が多く、東洋系のスタッフとコスチュームがあわさり、日本発のイメージを出しちゃってるところもある…。

 

 

 

 

 

 

イタリアなんてかわいいもので、パリのオペラのそばには昔から日本食レストランが多いが、その他のエリアでもオシャレフードの先鋒としてラーメンから弁当、おにぎりなどさまざまな日本食を食べることができる。傾向としてはややB級グルメというか、日本の日常食への移行が目立つ。

 

「日本食ってローカロリーでヘルシー!」といいながら天ぷらやラーメン、カレーライスを食べる姿が微笑ましいが、まあ美味しければOKなんだろう。

 

 

 

 

 

 

teverdeちょっと気になるのが飲み物だ。日本茶は空前のブームである。オシャレ飲み物の筆頭だ。日本におけるスタバどころではない。理知的なイメージとあわせて、各国大人気だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、統計学的な実証はないが、筆者の友人、特に料理関係者に関して言うと、各種料理、食材、日本茶はOKなれど、和菓子、日本酒には少し抵抗というか理解を示さないケースが多い気がする。

 

ちなみに焼酎は大人気。日本酒プッシュの中田英寿さんに、もっときっちりとその魅力を欧州に伝えていただきたい!

 

 

それではまた近々。

 

 

A prestissimo!!