すでに日本のメディアでも紹介されている、トリノの「アウトモビリ・アモス」が復活させた(?)ランチア デルタ・フトゥリスタ。
カーボンボディパネル、3ドアといった出で立ちではあるものの、往年のデルタの面影をいい感じで残しモダナイズされたそれは、名前の通りデルタが今いるならこんな感じ! といったものだろう。それは、欧州のさまざまなショーでお披露目され、暖かく迎え入れられていることからもその完成度の高さを伺わせる。
数年前にドイツの実業家のフルオーダーでフェラーリ430ベースで作られたランチア ストラトス(マニファットゥーラ・アウトモビリ・トリノ社)も、熱烈なリクエストに応えて、25台を作成するようだし、いよいよ欧州の復活ブームが到来の兆しなのかも知れない。
そんな中、ちょっとレプリカというには弱い気がするが、イタリアの「ボルドリン・アウト社」から、アルファロメオ 4Cをベースにしたストラトスが登場した。
ランチア・ラリー037のレプリカなどを送り出している同社によるお仕事。
こう見ると「お!」という感じですが…。
全体をよく見ると、ほぼ4Cというのが正直なところ。
アリタリアカラーでなければ、かなり4Cなのでは? という感じですが、個人的にはクリーチャー系の複眼ヘッドランプよりは、古色蒼然とした丸目のほうがいいかなと。
こうしたインディーズ系によるレプリカ(もしくはオマージュもの)が増える中、アルピーヌのブランドごと復活させたルノーの例もあるように、今の車に魅力がないともとれる昨今の動きには、嬉しいような寂しいような微妙な空気が流れます…。
それではまた近々
A Prestissimo!!