BATMANの宿敵JOKER誕生の秘密を描いた映画が好調だ。
美しい映像と、若くしてこの世を去ったかの名優リバー・フェニックスの弟、ホアキン・フェニックスの名演とともに、この秋最大の話題をさらっているといえよう。
まあ、JOKERといえばBATMANなわけで、今回はBATカーと話題。
それも劇中で登場したBATカーではない。アルファロメオとベルトーネが50年代に空力を追求したモデルとして開発した、一種のアートマスターピースB.A.T.シリーズである。
BATの由来はBerlinetta Aerodinamica Tecnica、つまり空力技術クーペともいうべき、試作車たちである。
欧州のイベントや博物館ではポロポロと見かけることがあったが、今回、11/20-23に行われるロンドンのバークレースクエアでのイベントにBAT5,7,9が一同に揃うとのこと。実はこれは欧州では初のことだという。
1953年というと、もはや70年近くも前のことなのだが、いまだにこのころのデザインを超えたものが出てきていないのは実に残念。温故知新の風潮が吹き荒れる欧州にまたしても現代的サイバーデザインに対するアンチテーゼのようなイベントが行われることになりそうだ…。
EVにこそ、こういうデザインが似合うと思うのだけど…。
それではまた近々。
A Prestissimo!!