いつまでも過去を引きずるってのはもちろん潔くないのは分かっているが、
それでも現在の体たらくぶりをみるにつけ、良かった時代を振り返りたくなるのもそりゃそれで人情というやつかもしれない。
ギレルメ・アラウージョさんというデザイナーが、大胆にも過去の名物の一つと言っていい、あのストラトス、しかも今度はあのゼロを現代的な解釈のコンセプトモデルとしてデザインを発表した。
Lancia L Concept Homageという名のこのモデルは、かのストラトスの原型「ストラトス・ゼロ」に対するオマージュモデル。70年のトリノショーでデビューしてから50周年にあたる今年に発表された。
これまでのストラトスオマージュ物はほぼほぼ、プロダクションモデルをオマージュしたものだったが、ついに「原型」をオマージュしたものが登場したというわけだ。
創業114年という老舗かつ、数多くのタイトルを手にしてきたイタリア自動車界の最重要ブランドにしては、本当にここしばらくの体たらくぶりには目を覆いたくなるばかりである。(もちろんこれはFCAグループの方針なので、誰が悪いというわけではないが)
そんな中、数多くのモデルが期待と夢を込めてCG化されているが、今回のコンセプトもその一環。
しかし、ストラトスにせよデルタにせよ、これだけ大の大人が手間暇とお金をかけて自分たちなりの願いを形にしているのだから、そろそろその重すぎる腰を上げるときが来てるのではないかと思うのは私だけだろうか?
ファンには申し訳ないが、アストンマーチンやブガッティがあるなら、ランチアがないのは本当に嫌がらせとしか思えない。(他意はない)
みなさんはどうお考えだろうか?
https://youtu.be/uWPoFY2toCI
それではまた近々
A prestissimo!!