ビンテージカーが大はやり!
なんてことはずいぶん前から叫ばせてもらってきたが、いよいよアメリカはニューヨークタイムスでもそういった記事が出るようになってきた。
お詳しい方ならご存じだとは思うが、JDMと呼ばれる日本市場特有の車両の輸入規制がなくなり、アメリカではここ数年80年代バブルの高性能車が高値で取引されている。
今回NYTの記事にサンプルとして出てきたのは、1981年式ホンダアコード4ドア。
文頭にも出てくるのだが、少し前まではドコでも見られたクルマ。ところがジェネレーションZやミレニアル世代には新鮮なものとして映るようで、彼らのおじいちゃんおばあちゃん世代の普通のクルマが、オークションで2万ドル以上の高値を付けるという。
当然、コロナ禍が原因なのだが、いわゆるポルシェやフェラーリでなくても、じっくりとなおしたりしながらガレージライフを送る対象として選ばれているらしい。
専門家いわく、フェラーリ探す方がこの程度のアコードを探すよりよほど簡単だとのこと。
まあ、そうですね。
人はいつだって無い物ねだり。
でも、まったくなんでもいいって訳ではないと思う。
少なくとも70年代80年代のホンダ車はとっても魅力的だった。
かのポール・フレール先生だって、CR-Xを長年乗られていた。
イタリアの友人でもN360やシビックを大切にしている奴らがいる。
愛されるクルマを作ることって、とってもすごいことなんだけど、それってヒット曲と同じで、やっぱりそう簡単にはできるのことではないのかもしれない。
だからこそ、ヒットメイカーは大切にした方がいいと思うのだが…。
それではまた近々。
A prestissimo!!