誰も逆らえないような圧倒的なインパクト。
そういった類いの物があるクルマといえば、やはりコイツなのか…。
ランボルギーニ・カウンタック
昭和3〜40年代生まれでなくとも、その伝説に大げさでなく人生変わってしまった人たちも少なくない、文字通り圧倒的なオーラをもつ一台。
もはや好きや嫌いを通り越した存在だとも思える。
そんなカウンタックの名前が本家ランボルギーニから復刻されたという話は、瞬く間に全世界に広まり、わりと早い情報を自負しているこのコーナーでも全くもって後手を踏んでしまうほどの勢いで動画が拡散された。
そんな「みんな大好き」カウンタックだから、もちろんいろんな意見があると思う。
あんなのカウンタックじゃない!
カウンタックに見えなくもない…。
いや、現代版という意味ではGood Jobだ!
いろいろあると思う。
そもそもリトラクタブルしねえじゃねえか…。なんて時代錯誤なコトを言っちゃいけません。(禁止こそされていませんが、採用する意味がないという理由で誰も装備しないのです…。)
個人の見解でいうなら、いや、外野らしくまったくの無責任に言わせてもらうなら、あれはまったくカウンタックじゃないって正直思うけど、本家がそうだって言うんだから仕方がない。
セルフカバーというか、カウンタック2021REMIXとでも言うか…。基本何をしてもOKって感じかなあ。まあ、そもそも5000だのアニバーサリーでさえセルフカバーだと思っているから、思いのほか割り切れた。
本物の輝きと衝撃は、あれから50年近く経っても全く色あせないし、そもそも原理主義を自負するなら、やっぱり本物を買ってから意見すべきだろうなあ…。
その前に自分の股関節はもちろん、コンドロイチンを強力に復活させておかないとケガの恐れすらある。
カウンタックといえばハマの黒豹だけど(古い…。詳細はググってください)、そんな彼とて長時間耐えられなかった室内空間など、文字通り強烈なクルマだったカウンタックは、やっぱり偉大な一台だと改めて思ったわけである…。
だって、いまだに理屈じゃなく、圧倒的な力でねじ伏せられる説得力のある存在感って、やっぱりカウンタックにしかないと思う。
かのエンツォフェラーリが、文字通りの対抗馬として365GT4BBの最高速を、カウンタックが300km/hを謳ったのに対し、302km/hなんて小さく刻んできたところに本当の衝撃の大きさがうかがい知れるのだと思う。
屁理屈でしか、そのインパクトを超えることができなかった…??
もしスーパーカーって言葉が登録商標なら、やっぱりカウンタックしか名乗れないだろうなあなんて思ったり…。
これだけ本国とリアルタイムで騒ぎ立てた新型カウンタックの登場だが、限定の112台はとっくに売り切れているというのも笑ってしまった。
おそらくカウンタックの本物を持っている人にしか購入権がなかったのでは?
なんて勘ぐったり…。
それではまた近々。
A prestissimo!!