コロナ禍一過?
いや、なかば諦めとも、慣れともいえる感じで世界各国でいろんなイベントが再び始まりつつある。
大熱狂だった欧州サッカーの祭典「EURO2020」を皮切りに、ある種実験的にではあるが、欧州のイベントも制限付きでこそあるが徐々に再開し始めている。
そんな中、つい先日いまやイタリア最大といってもいい自動車イベント「アウトモトデポカ」がはじまった。
ウチのスタッフも買付を兼ねて早速訪れたが、いわば業者日ともいえる平日にもかかわらずなかなかの人出があった。
来場者も出展者の数も、もちろん2019年と比べるべくもないが、それでもあれだけの犠牲者を出したイタリアにしては頑張っていると言わざるを得ない。
名物のパーツショップ達も、例年通りとまではいかないまでも、老舗は元気に軒を連ねていたし、いまや携帯でビデオ通話ができるおかげで、日本とイタリアでお互いの無事と久々の再会を祝えた。
このグラフを見てもおわかりのように、2010年を過ぎた頃から加熱し始めた欧州の旧車ブーム。以前からこのコーナーでもお伝えしてきたが、牧歌的にいろんなクルマを物色できたそれ以前とは異なり、2019年などは13万人の人が訪れるマンモスイベントとなってきた。
日本でも最近では人気芸能人、千原ジュニアさんのYoutubeチャンネルでも、彼がFIAT 600 Multiplaを購入!なんて事がYahooニュースなどでも話題になったりと、何かと脚光を浴びる旧いイタリア車。
コロナ禍のおかげで、レストアをはじめる若者も増えているという。
日本でも、こういうイベントやムーブメントがどんどん広がっていってほしいものだ。
それではまた近々。
A prestissimo!!