Vol.222 自分らしさって何だ vol.2

いやあ、引っ張ってしまった。
あのままだと、フェラーリのSUVを否定した形になるのがイヤだったのだ。

ポルシェもアルファもロールスもベントレーも、ランボルギーニだってSUVを作っているんだからフェラーリが作ったって良いだろう。

ブガッティも出すべきだし、みんな作れば良い。
スポーツカーメーカーがSUVを出したらイケないということでは決してないとは思う。

奇しくもフェラーリの新しいSUVは175プーロサングエとなるそうだが、その名は純血を意味する。

純烈みたいな感じだけど、形変われど、我々の志はまっすぐよ!という意味だろうから、そこはキッチリと受け止めてあげるべきだと思う。

ポルシェだって、あれだけマカンが売れているのに、渋々(失礼)911的なクルマを作り続けているわけだし、なんというか看板メニューさえ作り続けるなら、メニューのバリエーションやデザートを作るのは悪い話ではないだろう。

寿司屋で本気のインドカレー作られるような、全部そっちに持って行かれそうなメニューはやめて欲しいけど、そりゃ多少車高の高い、タイヤの大きなクルマがあるくらいは許されるだろう…。

前回の若い人の話ではないけれど、あと何年かすれば、空冷の911あってのポルシェなんだよ…。なんて話、「ハァ? ポルシェはイケてるSUVの代名詞でしょ?」みたいな感じでいなされる可能性だってあるかもしれない。

歌は世につれ世は歌につれなんて言ったもんだけど、いよいよそれはクルマにも当てはまるんだろうなあ。

そういう意味では、純血さえ守ってくれれば、何をしてもいいって事だとも思うような今日この頃である。

アルファロメオの新しいCEOインパラート氏も電動SUVトナーレの発表に伴い、こう言っている。
「すぐにはできないけど、絶対アルファらしいスポーツカーを復活させる!」

と。

つまり、名物メニューはまた作りますから、今後もよろしくねってことだ。
期待しようじゃないか。

みなさんはどう思われます?

それではまた近々。

A prestissimo!!